@article{oai:ngu.repo.nii.ac.jp:00000898, author = {谷口, 篤}, issue = {1}, journal = {名古屋学院大学教職センター年報, THE NAGOYA GAKUIN DAIGAKU KYOSHOKU CENTER NENPOU; The Annual Report of the Center of Teacher Training Course}, month = {Feb}, note = {筆者は,漢字の記憶表象は,大別すると処理表象,形態表象,音韻・意味表象の3つの表象の総体として形成されると仮定する。本研究では,その中でも漢字の形態表象の下位表象である字画,形態素,形態素配置のうち,形態素の配置が漢字記憶表象の一つとして位置づけられることを明らかにしようとした。そのために,谷口(2002)で作成された創作漢字を元に,漢字形態素が通常の漢字の配置とは異なる改変創作漢字を用いて,学習者をランダムに,書字練習条件,語源学習条件,読字学習条件の3つの学習条件に割り当て,漢字学習後に漢字の訓読みの再生を求めた。計115名の大学生が参加した実験の結果,書字練習が漢字記憶を促進することを示した谷口(2002)の研究とは異なり,改変創作漢字では,書字練習は漢字の記憶促進効果を示さず,3つの学習条件の漢字の読みの再生に有意差は示されなかった。すなわち,漢字の形態素の位置に関する学習者の既有の知識とは異なる位置に形態素が置かれた場合,書字練習は記憶促進効果を持たず,漢字の記憶表象の中に,形態素位置の表象が位置づけられると考えられた。}, pages = {11--19}, title = {漢字形態素の位置が不適切な漢字における書字練習の効果}, year = {2017} }