@article{oai:ngu.repo.nii.ac.jp:00000897, author = {葛井, 義憲}, issue = {1}, journal = {名古屋学院大学教職センター年報, THE NAGOYA GAKUIN DAIGAKU KYOSHOKU CENTER NENPOU; The Annual Report of the Center of Teacher Training Course}, month = {Feb}, note = {「輝かしい経歴」を有す新渡戸稲造が社会の片隅,暗闇に眼をそそぎ,そこでキリストの愛の働きをすすめる姿は奇妙,不釣り合いなもののようにも思われた。明治は「立身出世」をスローガンとし,「栄達」することを人間の幸福だと強く教えてきた。この時流のもとで,日本国家が奨励する「立身出世」を見事に果たし,多くの人々から尊敬され,「世界で輝く」人材として高く評価された稲造は「文明国家」日本の寵児,国民が範とすべきモデルになっていった。しかし,そうした「憧れの存在」の視点と関心は悲哀と苦悩の渦巻く処が「癒され」,そこで生きる人々が希望をもち,勇気をもって歩みだすことを支援するものであった。  こうした地味な活動へと積極的に関わらせる視点・エネルギー,信仰・思想などを「悲哀のキリスト」「クエーカー」「遠友夜学校開設」,また「聖書に綴られたユダヤの民のあり方,イエスの言行」などを用いて分析・考察・執筆した。}, pages = {3--9}, title = {光の子,新渡戸稲造}, year = {2017} }