@article{oai:ngu.repo.nii.ac.jp:00000701, author = {阿部, 太郎}, issue = {1}, journal = {名古屋学院大学論集 社会科学篇, THE NAGOYA GAKUIN DAIGAKU RONSHU; Journal of Nagoya Gakuin University; SOCIAL SCIENCES}, month = {Jul}, note = {本稿の目的は,ケインズ派の視点から平成長期不況を読み解き,何らかの教訓を引き出すことである。  平成不況期を需要変動からみると,合成の誤謬が起こっていた疑いがあることと,消費の低迷が生じていたことが分かる。また,この時期に総需要管理政策が著しい効果を上げなかったことを理解するには,乗数効果や貨幣供給について一般に流布している理解を見直す必要がある。  以上のことから,不況時にどのようにすれば景気を浮揚させることができるかといった観点のみではなく,経済の安定化や持続可能性をもたらすためにはどのような制度が望ましいかといった観点が必要であるという教訓を引き出すことができる。また,経済学の多様な諸潮流に触れる機会を保障していくことが,経済学教育において重要である。}, pages = {21--29}, title = {平成長期不況を読み解く : ケインズ派の視点から}, volume = {46}, year = {2009} }