@article{oai:ngu.repo.nii.ac.jp:00000413, author = {肥田, 朋子 and 天野, 幸代}, issue = {2}, journal = {名古屋学院大学論集 人文・自然科学篇, THE NAGOYA GAKUIN DAIGAKU RONSHU; Journal of Nagoya Gakuin University; HUMANITIES and NATURAL SCIENCES}, month = {Jan}, note = {生体組織の硬さを評価することは,患者の機能障害レベルの把握や,理学療法の効果判定の一つとして重要であるが,多くの場合,触診に頼り客観性に欠ける欠点があった。近年,簡便な筋硬度計が市販されたが,その再現性や妥当性に関する研究は十分ではなく,今後使用していくにあたって検討が必要と考えた。そこで第一に再現性と妥当性を確認し,第二に実際にヒト下腿三頭筋に対するマッサージによる筋硬度低下を反映できるかどうか確認することで有用性を検討した。3名の測定者は筋硬度計を用いて健常成人被験者10名の下腿後面の硬さを測定した。測定は時間を空けて2~3回実施し,測定者内および測定者間の再現性を検討した。その結果,測定者内級内相関係数ICC(1,1)は,0.94~0.98と高い再現性を示したが,測定者間の筋硬度測定値に有意な差は認められなかった。しかしICC(2,1),(2,3)は0.88 ~ 0.98と高く,妥当性は認められた。次に被験者7名に対して,右下腿三頭筋にマッサージを10分間施行し,前後の下腿後面における硬さを筋硬度計で測定し,触診した。その結果,すべての被験者で触診による硬さの低下を確認したが,筋硬度計による測定値もマッサージ前に比して有意に低値を示した(p<0.05)。これらのことから,今回使用した筋硬度計は,同一測定者による測定での再現性と妥当性が確認でき,生体の硬さ評価に有用であることが明らかとなった。}, pages = {55--61}, title = {筋硬度計による生体の硬さ測定 : 再現性と妥当性と有用性}, volume = {46}, year = {2010} }