@article{oai:ngu.repo.nii.ac.jp:00000359, author = {鈴木, 啓司}, issue = {1}, journal = {名古屋学院大学論集 人文・自然科学篇, THE NAGOYA GAKUIN DAIGAKU RONSHU; Journal of Nagoya Gakuin University; HUMANITIES and NATURAL SCIENCES}, month = {Jul}, note = {客観を旨とする科学の苦手とする領域である主観に,形式的表現を与える試み。その際,主観とは認識能力をもった物質そのものである状態を指すとする新物質主義の立場をとる。その認識の特徴は,絵と地の対比であり,そこから離散と連続,有限と無限,物質と精神,自己と他者といった根源的二項対立図式がよって来る。しかし,それは固定した図式ではなく,融通無碍に反転可能であり,しかも常に高速で反転し,第三項とも呼びうるわれわれの日常世界を形成している。そうした認識世界の数表現として,従来の集合論的数概念ではなく,対数的数概念を提唱する。これにより自然数は,最小単位1 の加算ではなく,真数と対数の乗算関係で捉えられる。これは,そこに自己と他者の複合的認識構造を反映させる目論見である。同時に,数の生成のより根源的な場の存在を示唆する。本論はつまるところ,形式主義の立場にそった心身論であるといえる。}, pages = {43--57}, title = {新たなる認識論理の構築11 : 主観を形式化する}, volume = {51}, year = {2014} }