@article{oai:ngu.repo.nii.ac.jp:00000347, author = {山下, 匡将 and 村山, くみ and 宮本, 雅央 and 小関, 久恵 and 嘉村, 藍 and 竹内, 夕紀子 and 古川, 奨 and 大月, 和彦 and 志水, 幸}, issue = {2}, journal = {名古屋学院大学論集 社会科学篇, THE NAGOYA GAKUIN DAIGAKU RONSHU; Journal of Nagoya Gakuin University; SOCIAL SCIENCES}, month = {Oct}, note = {【目的】 島嶼地域高齢者のサクセスフル・エイジング実現に資するべく,楽観的認知傾向とライフスタイル要因との関連性について検討する。 【方法】 山形県酒田市飛島に居住の40歳以上の住民288名を対象に,他記式質問紙票を用いた訪問面接法によるアンケート調査を実施した。回収した質問紙票のなかから65歳以上の住民97名分のデータを抽出し,SPSS 15.0J for Windows による集計および解析をおこなった。なお,解析に先立ち,楽観主義尺度を用いて楽観的自己感情得点および悲観的自己感情得点を算出した。解析内容は以下のとおりである。  単変量解析として,質的変数との関連性の検討にはt検定を,量的変数との関連性の検討には相関分析(Pearsonの積率相関係数)をおこなった。次に,単変量解析の結果,複数の項目との関連が確認された楽観的自己感情得点を目的変数,有意な関連が確認された各項目を説明変数として,重回帰分析(ステップワイズ法)による多変量解析をおこなった。 【結果】 t検定の結果,「通院の有無」の項目において,「通院あり群」「通院なし群」両群の楽観的自己感情得点(平均点)の差に有意差が確認された。また,相関分析では,楽観的自己感情得点と「生活の主体性」「他者とのかかわり」「身近な社会参加」「生活の安心感」「社会関連性指標得点」「健康生活習慣実践指標得点」「主観的健康感」「情緒的サポート(提供)」「手段的サポート(提供)」「ソーシャル・サポート(提供)得点」「人生全体についての満足感」「心理的安定」「老いについての評価」「生活満足度尺度K得点」の各得点との間に有意な相関がみられた。一方,悲観的自己感情得点は「他者とのかかわり」の得点と有意な相関が確認された。  楽観的自己感情得点を目的変数,単変量解析において有意であった各項目を説明変数として重回帰分析をおこなった結果,「通院の有無」「生活の主体性」「生活の安心感」「人生全体についての満足感」「老いについての評価」の5項目が独立性の高い変数として選択された。 【結論】 楽観的自己感情には「自身の生活実態に対する評価」が,悲観的自己感情には「他者との交流」が影響していることが明らかとなった。したがって,島嶼地域高齢者の楽観的認知傾向をポジティブに機能させるためには,自己肯定感ならびに他者との交流機会に配慮した取り組みの励行が求められる。}, pages = {239--250}, title = {島嶼地域高齢者の楽観性に関する研究 : 山形県酒田市飛島住民のライフスタイルとの関連}, volume = {44}, year = {2007} }