@article{oai:ngu.repo.nii.ac.jp:00000304, author = {山下, 匡将 and 島谷, 綾郁 and 早川, 明 and 村山, くみ and 小関, 久恵 and 嘉村, 藍 and 宮本, 雅央 and 大月, 和彦 and 志水, 幸}, issue = {3}, journal = {名古屋学院大学論集 社会科学篇, THE NAGOYA GAKUIN DAIGAKU RONSHU; Journal of Nagoya Gakuin University; SOCIAL SCIENCES}, month = {Jan}, note = {【目的】 本研究の目的は,島嶼地域における地域福祉の推進に資するべく,ソーシャル・サポートの関連要因について検討することにある。 【方法】 調査対象および調査方法:孤立小型離島である粟島(新潟県粟島浦村)に居住する40歳以上の住民222名を対象に,他記式質問紙票を用いた訪問面接法によるアンケート調査を実施した。質問項目:質問項目には,基本属性等に関する6項目のほか,社会関連性指標18項目,健康生活習慣に関する10項目,健康状態に関する8項目,ソーシャル・サポートに関する16項目,精神的健康に関する28項目,楽観性に関する12項目,生活満足度尺度K9項目,老研式活動能力指標9項目など,計145項目を設定した。分析方法:ソーシャル・サポート得点と他の項目との関連性を検討するために,単変量解析として,質的変数との関連性の検討にはt検定を,量的変数との関連性の検討には相関分析をおこなった。さらに,単変量解析の結果,ソーシャル・サポート得点との間に有意な関連がみられた項目から独立性の高い項目を抽出するために,ソーシャル・サポート得点を目的変数,単変量解析の結果有意な関連が確認された項目を説明変数とした,重回帰分析(ステップワイズ法)による多変量解析をおこなった。 【結果】 第一に,t検定の結果,ソーシャル・サポート受領・提供両得点(平均点)各々について,「主観的健康感」の項目において,「健康群」「非健康群」の二群間に有意差(p<0.05)が確認された。第二に,相関分析の結果,ソーシャル・サポート受領得点と「ソーシャル・サポート提供」「社会関連性指標」「健康生活習慣実践指標」「精神的健康」「生活満足度尺度K」の各得点との間に,また,ソーシャル・サポート提供得点と「ソーシャル・サポート受領」「社会関連性指標」「精神的健康」「生活満足度尺度K」の各得点との間に,有意な相関(p<0.05)がみられた。第三に,重回帰分析の結果,ソーシャル・サポート受領得点では「ソーシャル・サポート提供」「健康生活習慣実践指標」の2項目が,ソーシャル・サポート提供得点では「ソーシャル・サポート受領」の項目が,独立性の高い変数として選択された。第四に,ソーシャル・サポート受領・提供両得点間の共線性に配慮し,再度重回帰分析をおこなった結果,ソーシャル・サポート受領得点には「社会関連性指標」「健康生活習慣実践指標」「生活満足度尺度K」の3項目が,ソーシャル・サポート提供得点には「社会関連性指標」の1項目が独立性の高い変数として選択された。 【結論】 以上の結果から,島嶼地域では住民相互の支えあいの意識が高い傾向が示唆された。また,島嶼地域においてソーシャル・サポートの維持・拡大を図るには,「社会とのかかわりの保持」「健康的な生活習慣の実践」が肝要であることが明らかとなった。}, pages = {105--116}, title = {島嶼地域住民のソーシャル・サポートに関する研究 : 新潟県岩船郡粟島浦村住民のライフスタイルとの関連}, volume = {45}, year = {2009} }