@article{oai:ngu.repo.nii.ac.jp:02000106, author = {大石, 邦弘}, issue = {4}, journal = {名古屋学院大学論集 社会科学篇, THE NAGOYA GAKUIN DAIGAKU RONSHU; Journal of Nagoya Gakuin University; SOCIAL SCIENCES}, month = {Mar}, note = {21世紀に入り,日本のエンゲル係数は上昇しはじめたために注目が集まっている。これまでも,狂乱物価の1970年代前半など一時的な上昇時期はあったが,今回の上昇は持続的な様相を示している。エンゲルの法則によれば,係数の上昇は所得水準の低下を意味し,日本の貧しさを暗示しているのではと関心が高まった。民間研究機関では,その原因を様々な視点で考察を行い,その分析結果を公表している。高齢者世帯では,子供の教育支出が不要になりはじめるため,食費の比率であるこの係数が上昇する傾向にある。そのため,日本の世帯構成が高齢化していけば,この係数が上昇するのは不可避であるとの指摘がなされる。本稿では,所得階級別に係数上昇の要因を探る。その目的は,所得階級による家計消費動向の相違が係数上昇の意味合いを異ならせているのではないか。そのことを探ることにある。}, pages = {193--200}, title = {エンゲル係数の上昇傾向を探る}, volume = {60}, year = {2024} }