@article{oai:ngu.repo.nii.ac.jp:02000093, author = {赤楚, 治之}, issue = {2}, journal = {名古屋学院大学論集 言語・文化篇, THE NAGOYA GAKUIN DAIGAKU RONSHU; Journal of Nagoya Gakuin University; LANGUAGE and CULTURE}, month = {Mar}, note = {半世紀以上にわたり理論言語学をリードしてきた生成文法では,その実験的最先端である最小主義(minimalist)プログラムが,言語進化からの制約を取り入れたことから,かつてのUGを,第1要因(遺伝的特質)と第3要因(自然科学における法則など)とに分け,近年は後者の解明を中心に研究を押し進めてきている。これにより,UGの捉え方が,豊かなUGから最小限のUGへと変化した。これは,大胆かつ知的好奇心をそそるステップに見える一方で,その展開を見ていると,限定的かつ,拡がりのないデータ・経験的事実を扱う研究が目に付き,理論進展のダイナミックさが体感しにくい状況になっているようにも思える。このような中で,生成文法の企てを率いてきた知の巨人Chomskyが95歳という高齢となる現在,生成文法のこれからを考える必要があるのは確かであろう。本研究では,生成文法が採る3つの可能性((1)理論の実証的研究(=領域横断的な協働),(2)独自の理論研究:言語の生物・物理学的基盤の提案,(3)第3のアプローチ:言語事実の整合性を重視する研究)を挙げた後,3番目に含まれるものとして生成文法と認知言語学の協働可能性について触れる。}, pages = {1--15}, title = {生成文法の持続可能性について}, volume = {35}, year = {2024} }