@article{oai:ngu.repo.nii.ac.jp:02000059, author = {増田, あゆみ}, issue = {3}, journal = {名古屋学院大学論集 社会科学篇, THE NAGOYA GAKUIN DAIGAKU RONSHU; Journal of Nagoya Gakuin University; SOCIAL SCIENCES}, month = {Jan}, note = {2020 年代になってもなお続く国家による暴力は,20 年前の9.11 テロ事件を発端に保守化していった世界の潮流を受け継ぐものなのだろうか。本稿は,この問いに答えるため,当時見られた保守化の一端である急激に硬化するオーストラリア難民政策の分析を行ない,国家による暴力が何を排除し,何を目的にどのように構成されていくのかを明らかにするものである。分析によって見えてきたのは,最も親難民的であるといわれた政策を続けてきた国家において,その伝統を覆す反難民的政策が世論の支持を受けて変貌していく様子であった。注目するのは,この世論が,国内政治だけでなく国際的環境に大きく影響を受け,国際社会における他国家による暴力の連鎖の中にいたということである。世論が掲げる正当性の意味するところを省察することが,国家による暴力の連鎖を止める手掛かりとなると考えられる。}, pages = {1--16}, title = {オーストラリア保守政権の難民政策にみる「暴力」と「利益」―非民主的政策の形成の分析―}, volume = {60}, year = {2024} }