@article{oai:ngu.repo.nii.ac.jp:00001435, author = {水田, 健一}, issue = {4}, journal = {名古屋学院大学論集 社会科学篇, THE NAGOYA GAKUIN DAIGAKU RONSHU; Journal of Nagoya Gakuin University; SOCIAL SCIENCES}, month = {Mar}, note = {本稿では中央政府と2つの地域からなる政府間財政システムにおいて,中央政府による最適な財政移転システムについて考察する。2期間のモデルで各期に地方政府は中央政府からの財政移転,公的借入,地方税を財源に地方公共財を供給する。地方公共財の耐用度は地域間で異なるが,それらは地域の私的情報で中央政府はそれについての情報を持たない。この設定において,中央政府による誘因整合的な財政移転の下で,次善最適な配分はどのような性質を持つのかについて考察を行った。さらに地方政府の借入額に上限または下限を設定することで,借入額の決定を地方政府に委ねた分権的なシステムの下で,この最適配分を実現することができることを明らかにする。本稿の分析は,Dai et al. (2019)が設定したモデルを拡張したものだが,これに地域による公共財の耐用度を高めるための努力指標を導入した上で分析を行った。}, pages = {219--239}, title = {世代間外部性に関する私的情報の下での地域間再分配と地方予算メカニズム : 地域の公共財耐用度の引上げ努力を考慮して}, volume = {58}, year = {2022} }