@article{oai:ngu.repo.nii.ac.jp:00001248, author = {木村, 光伸}, issue = {2}, journal = {名古屋学院大学論集 人文・自然科学篇, THE NAGOYA GAKUIN DAIGAKU RONSHU; Journal of Nagoya Gakuin University; HUMANITIES and NATURAL SCIENCES}, month = {Jan}, note = {ホエザル属の社会生態研究を通して霊長類の種分化を考える手がかりを得るために,1976年より中南米各地で野外調査を続けてきた。その結果,ホエザル属の種間の共通性と種特異性の理解,いわば同属内の多様性の問題に行きつき,種と種の進化を考えるために情報を収集しつつ,進化の思考方法を構築することがようやく可能となりつつある。とはいうものの,自然を明晰にかつ分析的に見ることはけっして容易なことではなく,科学としての自然史理解の道筋として,歴史的に進化史を読み解くと同時に,思想として自然に立ち向かう必要性に迫られた。今西錦司によれば,それは科学からの撤退なのであるけれど,私はどこまでも科学の一方法としてそれに立ち向かいたいのである。今回はグァテマラのティカル国立公園の自然と向き合いながら,霊長類の進化の問題の一隅に迫りたい。}, pages = {1--20}, title = {霊長類の社会構造における多様性が意味すること}, volume = {56}, year = {2020} }