@article{oai:ngu.repo.nii.ac.jp:00000106, author = {川村, 隆子}, issue = {4}, journal = {名古屋学院大学論集 社会科学篇, THE NAGOYA GAKUIN DAIGAKU RONSHU; Journal of Nagoya Gakuin University; SOCIAL SCIENCES}, month = {Mar}, note = {「子のため」を目的に創設された特別養子縁組における問題点を探るため,児童福祉施設等での現実的な「声」を聞くことを目的とした調査を行った。別制度である里親制度とともに,「子のため」への取り組みは細かな配慮が必要となり,法としてどのような対応が可能であるかを検証するための調査は,慎重かつ長期的な展望が必要であると考える。  とくに特別養子縁組に限らず,「子」が関係する場合,親権は大きな存在として影響を与えるが,本稿では試験養育期間における親権のあり方について簡単な提案とともに,今後の重要な課題の一つとして注目している。  また,複雑な境遇におかれた子ども達と日々向き合っている施設等の関係者は,「子の出自を知る権利」に細心の注意を払い,重要な位置づけにおいている。「子のため」という姿勢は様々な角度から捉えることができるが,「子の出自を知る権利」を守るということは,大きな方向性を示す一つの指針となり得るだろう。  本稿の調査は,より多くの活用が望まれる特別養子縁組制度を検証するための第一歩として位置づけるものである。}, pages = {159--171}, title = {児童福祉施設における特別養子縁組の実態調査と今後への課題}, volume = {51}, year = {2015} }